かつらのシャンプー

かつらのシャンプー 医療用かつらは、長く使用するためにも日常のお手入れが必要になります。デリケートな頭部に直接つけるものですので、清潔に保つためにも、定期的にシャンプーを行い、皮脂や汗、汚れを落としましょう。とはいえ、毎日のように洗うと傷めてしまいます。シャンプーするタイミングは、毎日つけているのであればだいたい1週間から10日に1度がベストといえるでしょう。
シャンプ―剤は、市販されている一般のものでも構いませんが、医療用かつら専用の物を使用するほうが傷める心配がなく、安心です。洗う際は、まずかつらの毛先から丁寧にブラッシングしてほこりや汚れを取り、からまりをほぐします。洗面器にぬるま湯か水をはり、そこにシャンプーを溶かしてから、かつらをゆっくり浸していきましょう。力を入れすぎないようにして、軽く押し洗いします。もみ洗いすると、毛同士が絡まって痛むことがありますので避けましょう。あとは水を何度か入れ替えてしっかりすすいでシャンプー終了です。次にコンディショナーを溶かしたぬるま湯や水にかつらを浸し、軽くすすぎを行います。洗い終わった後はタオルドライがベストです。この時、ごしごしこすったり、ねじって絞ったりはいけません。ドライヤーは、毛を傷める恐れがありますので、ウィッグスタンドにかけて自然乾燥させましょう。

シャンプー後の医療用かつらはドライヤーすべき?

シャンプー後の医療用かつらはドライヤーすべき? 医療用かつらは、使用頻度によっても異なりますが、常に使用し続けている場合には、2週間から10日を目安にシャンプーを行うとよいでしょう。シャンプーをした後は、水分を含み、髪の毛が膨張している状態にあるので、タオルで髪の毛の水分を吸い取ります。医療用かつらをタオルで包み、水気を取ると良いでしょう。水分がある程度取れたら、髪を傷めないように気をつけながら、毛先から優しくすいていきます。
次にドライヤーで髪の毛の根元の部分から毛先に向かって乾かしていきます。髪の毛が少し濡れた状態で、8割ほど乾いたら、根元からしっかりとブローをして方向付けを行います。これにより毛先までしっかりとまとまるでしょう。その後ブラシなどを使いセットしながら、完全に乾かします。医療用かつらを自然に乾燥させたり、濡れたまま放置しておくことは、においや傷みの原因となるのでしっかりと乾かす必要があります。
しかし乾かし過ぎてしまうと髪の毛を傷めることにつながります。高熱でのドライヤーは髪の毛を傷めてしまうので、冷風で乾かすとよいでしょう。人工毛のかつらは熱に弱い特徴があるため、シャンプー後のドライヤーでの乾燥は絶対に行わないようにしましょう。